転職フェアっていく意味あるの?って思っていませんか?
私も最初は思っていました。
友達にも、「ブラックばっかじゃないの?」って言われてしり込みしました。
でも、行ってみた後私は、
転職フェアに行って良かった!
と思いました。
なぜなら、転職スキルが上がったから!です。
もちろん転職フェアから面接に進めたり、採用獲得率が高かったことも良かったんですが。
それ以上に、面接から採用につなげるためのスキルアップができたことが私にとって一番良かったことだったんです。
転職フェアは面接ではないですが、リアルに採用担当者や現場の人と話せるので、転職だけでなく就職後のビジョンやビジネスマナーまで学べる場だと感じました!
転職フェアに行った事がない方は、このまま順番に。
「転職フェア・無駄」について気になる方は、目次から「ところで、行く意味あるの?というか無駄って何!?」へ進まれると早く読み終わります。
シングルマザーで、35歳過ぎてから転職フェアデビューしています。
最終転職は38歳。
現在は正社員で働いています。
転職フェアってそもそもどんなもの?
転職フェアは転職サイトなどが行う、企業ブースを集めた転職イベントです。
様々な企業の採用担当者がブースを出していますので、私たち転職希望者は1日(ないしは2日)で多くの企業と出会うことができます。
CMや新聞などでもよく広告が出ていますので、転職希望の方は目につきやすいのではないでしょうか?
大手転職サイトは比較的同じシーズンに開催しています。
ですが、日程がかぶることはあまりありません。うまくスケジュール調整すればたくさん回ることが出来るので、そこに転職サイトのすごさを感じます!
- マイナビ転職
- doda
- リクナビネクスト
- はたらいく
業種を絞った転職フェアや、女性向け転職フェア、地域密着型の転職フェアなども多数開催されています。
転職サイトの特色や強みも感じることが出来るイベントですよ!
実際、どんな感じ?
企業のブースには採用担当者が座っていますので、「ちょっと緊張する・・・」と思われるかもしれません。
でも実際には企業ブースには呼び込みの方も結構いらっしゃいます。ですから、「いつの間にかブースに座ってた!!」ぐらいの感覚で誘導されることも!
若い女性が呼び込んでいることが多い印象です。
来場者の警戒心を薄める等の戦略だと思っています。
私自身も女性なので、同じ女性に呼び込んでいただけると「話だけでも聞いてみようかな?」と思いますので、戦略に乗っかって気軽にブースを回ってみてください。
大手転職サイトの転職フェアでは、入場前に転職カードを作成したり、首に「営業志望」と言ったどんな職種を希望しているか提示するカードを下げたり、企業と来場者のマッチングのための様々な工夫がなされています。
呼び込みの方はカードを見たり、自社の希望する雰囲気にあった人に声を掛けています。是非、希望は率直に!そして身だしなみはしっかり整えて!参加してください。
服装は?
転職フェアの多くは、来場者服装自由です。
ですが、私はスーツないしはそれに準ずるきちんとした格好でいかれることをお勧めします。
特に大手転職サイトが開いている転職フェアでは、スーツでの来場者の方が圧倒的に多いです。
反面、小規模の転職フェアでは、ラフな格好をされた方の方が多いです。
そんなに服装が違うの?
そうですね。
大手転職サイト開催の転職フェアは8割以上の方がスーツでした。
仕事帰りと思われる方もちらほら見えた印象です。
小規模の転職フェアも参加しましたが、シャツにジーンズといった格好の方も多く、しっかりスーツを着られている方は少なくみえました。
正直、スーツを着ている、あるいはオフィスカジュアルな雰囲気の人は、転職に対する本気度が違います。
転職フェアは採用の場ではありませんが、企業は「本気で転職したい」と考えている人を探しています。
ですから、本気度を伝えるためにも、スーツでの参加を私はおすすめします。
ブースってどう回るの?
自由に回ってください!
と言いたいですが、わかりにくいですよね。
ですから、簡単な目安をご紹介します。
まずは事前に転職フェアに参加する企業がHPに出ていますので、そこから行きたいブースはチェック。
そして当日のマップで確認して訪問するのが一般的です。
ブースに人がたくさんいて行きにくいとか、反対に人がいなさ過ぎて行きにくいとか、当日思ったように回れない事もあるかと思います。
ですが、人が集まっているかどうかはまったく気にする必要はありません。
自分が興味を持った企業にどんどん訪問してください。
個人的には、少しでも気になったら話を聞いてみた方がよいと思います。
どこから縁が繋がるかはわかりません。
ぜひ、臆することなく訪問して、チャンスを増やして欲しいです。
でも、なんだか気後れしちゃうよ~
人が人を呼んでにぎわうと言うこともあります。
もちろんもともと人気の企業もあるのですが、なんだか集まっているから行ってみようという、人間の心理的な物もあります。
反対に人が少ないと入りづらいとか・・・。
でも、一番はあなたがその企業を気になったかどうかです。
気になっている企業を優先して回ってください。
採用担当者と話すとか、緊張するんだけど・・・?
面接で緊張してしまう人は、転職フェアでぜひ場数を踏んでください。
面接攻略法を学ぶことこそが、転職フェアに参加する最大のメリットだと私は考えているからです。
転職フェアは面接前に採用担当者と話すチャンスです。
すなわち、自分の発言に対する企業からの生の反応が見えるということです。
これが一番のメリットだと思います!
企業がどのような人材を必要だと考えているのか、自分の質問は的を得ているのか、面接前に聞けるチャンスはなかなかありません。
すなわち、企業面接の攻略になるのです。
また、転職フェアで訪れた企業の面接に進んだ際には、転職フェアで出会った採用担当者ともう一度話すことになります。
はじめましてじゃないから、1回目より気が楽かも!!
そうなんです!
顔を合わせているので、少し安心ですよね!
また、面接では聞きにくいようなことも、気軽に聞くことが出来るのも転職フェアのメリット。
無礼講ではないですけど、企業側も興味をもって欲しいと思っていますので、良い面も悪い面も面接よりも気軽に話せます。
どんな企業なのかHPよりも実際に質問することで直接的に知ることが出来ますし、どんな人が働いているのかも、実際会っているわけですから一目瞭然です。
裏技的おすすめ
先ほど、自分の気になる企業を優先的にまわってくださいとお伝えしましたが。
人が集まっているブースも積極的に回ってください。
なぜかといいますと、他の来場者の質問が面接時の参考になるからです。
自分の発言に対しての企業の反応と同時に、他の人たちの質問に対してどのような返答を返しているかも知ることができます。
自分一人の視点だけじゃなく、他来場者の視点も借りて、企業のことを知ってしまいましょう。
そのブースの企業に対してだけじゃなく、他のブースの企業にも似たような質問を投げかけることができます。
質問が浮かばない、面接で答え方がわからないと言う方も、他来場者の受け答えを参考にしてみるのもおすすめです。
なるほど。
テクニックや視点を真似して応用するんだね。
他の来場者の質問は聞いておいて損はないです。
転職フェアはどうやって参加するの?
大手転職サイトが開催する転職フェアは、事前登録制です。
転職サイトの転職フェアのページから、参加申し込みを行ってください。
また、当日入場前にエントリーシートのようなものを作成することがあります。
簡単なプロフィールと志望を書いて、コレだ!と思った企業に渡すためのものです。
大抵5枚程度(複写だったり、印刷だったりするのでご安心を!)です。時折企業の方から、「提出してもらってもいいですか?」と聞かれることがありますが、その企業に行く気が無ければ断っても大丈夫です。
「気になる企業があるので」とか、「もう全部渡してしまいました」と言って私は断っています。
小規模の転職フェアは、事前登録なしの場合も見受けられます。
以前行った事があるのですが、ブース数が少なく、企業紹介も壁に企業紹介が張ってあるだけだったので、あまり参考にならなかった印象があります。
出来ればきちんと告知を行っていて、事前登録等がある転職フェアの方がおすすめです。
ところで、行く意味ある?無駄って何!?
結論から言います。私は行く意味はあると思っています。
行きたい企業が明確な人や、引く手あまたな高スペックな方からすると、意味はないのかもしれません。転職フェアに行くメリットがある人はこんな人です。
- 面接になかなか進めない人
- 面接で緊張する人
- どんな風に働きたいか決まっていない人
- 場数を踏みたい人
- 絶対転職したい人
私は面接回数が増えるにしたがって、自分の転職スキルは上がったと感じています。
そしてそのきっかけが、転職フェアへの参加でした。
私のきっかけは、転職フェアで「履歴書を送られてきたら年齢で弾いていた。でも、転職フェアで会って話したから面接してみようと思った」と言っていただけたことです。
転職フェアで意気投合した営業マンの方達から、自身の職業に対する考え方に共感いただけたことが、私の自信につながりました。
ですから、転職フェアは、自身の強みを実地で見つける場でもあると思います。
企業側の需要を知ることもできますので、いろいろな方と積極的に話してみてください。
転職フェアに出展する企業はブラックばっかりってホント・・・?
こちらも結論から言いますと、ブラックかどうかは入ってみないとわかりません。
転職サイトしかり、転職エージェントしかり、です。転職フェアに限ったことではありません。
ただ、転職フェアに出展するだけで1日当たり50万前後から高ければ200万円以上の経費がかかります。
プラスして、当日の人件費や諸々の費用、それから転職サイトへの登録料もかかっているわけですから、企業としては多額のお金を人材確保に投資しているわけです。
下手すると、採用した社員の年収を超える費用が1日でかかっている場合もあります。
ですから、それだけ人材が欲しいと思っている企業であることは間違いありません。
そして、それだけの費用を人材募集のために費やせるわけですから、即座に潰れるような企業ではないとも推察することが出来ます(これも入ってみないと真実はわかりませんが・・・)。
ブラックかどうかを見極めると言う視点で言えば、会って確かめられる転職フェアは非常に親切だと私は思います。
転職フェアの最大の利点はコレ!
先ほどから転職フェアのメリットは何回もお伝えしていますが、私が考える転職フェアの最大のメリットは、自分の市場価値が実地調査できることです。
転職市場での自分の価値は、おおむね前職の年収ではかられます。
ですから、低所得者が収入アップにつなげるためには、前職の年収以外の部分で自分の市場価値を上げていく必要があります。
実際に採用担当者と話して反応が見られる転職フェアは、自分の市場価値を測るのにもってこいの場所です。
面接は一発勝負ですが、転職フェアは勝負前の前哨戦です。
ここでの振る舞いによって、面接に進める可能性、しいては採用につながる可能性は確実に高まります!- 積極採用企業が集まっている
- 即日面接決定あり
- 直接話して企業側のリアクションを知ることができる
- 自分の市場価値が見える
- 面接の予行練習になる
- 各種セミナーや写真撮影などの参加特典も!
私はどんな会社に入っても、採用担当者の人と話すのが一番勉強になると思っています。
たくさん人を見ているので、どんな対応をしたらよいのか、話をしているだけで学べます。
採用担当者が一堂に集まる転職フェアはメリットがたくさんあると思っています!
活用できるものはおいしく活用すべし!
大手転職フェアでは、来場者特典としてセミナー開催や、履歴書の添削など、様々なイベントが行われています。
こちら、大変人気でございます。
ですから、来場したらまずはお目当てのセミナー等に向かうのが吉。
メイク・履歴書の添削・プロによる履歴書の写真撮影は、特に人気が高いので、お早めに!!!
この来場者特典も、転職フェアの魅力ですよ!!!
さいごに
実は私も、「転職フェアに出展している企業はブラックが多い」という話を聞いて、しり込みしていました。
なにせ、私はブラックから抜け出たばかり。
怖いよ・・・と思いながらも、藁をもつかむ気持で参加したのが始まりです。
行って、気持ちが180度変わりました。
率直に「社長と意見が合わなくて、解雇されたのですが、採用するにあたって気になりますか?」という話をエピソード付きで話したところ、私の考え方や対応は営業での需要が高い事を知りました。
ただ、この時は、自分の気持ちに迷い(解雇されたばかりだったので、急に怖くなりました)が発生してしまって、就職はできませんでした(企業の方達ごめんなさい)。
ですが、この転職フェアで「私の経歴気になりますか?」と聞いたことによって、自分の弱みを強みに変える転職アプローチ方法にシフトして、現在も正社員で働いています。
私のように、デメリットを感じる方にとっては、転職フェアは本当に良い出会いの場だと思います。
転職活動は大変ですが、頑張ってください!!!応援しています!
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